個人のインフルエンサーへの PR の頼み方と例文

カフェの机でスマートフォンのメッセージを打つ手元

個人のインフルエンサーに PR 投稿を頼む時は、頼む前に条件を決めておくと、やり取りが短く済み、あとの食い違いも減ります。この記事では、決める事・例文・気をつける事を順に説明します。

頼む前に決めておく 7 つの事

決める事例
目的新メニューを知ってもらう・開店を知らせる・商品の使い方を見せる
SNS と投稿の形Instagram のリール 1 本・ストーリー 1 回 など
投稿の締め切り来店から 7 日以内 など
PR 表記投稿に「PR」「広告」などを入れてもらう(必須)
二次利用投稿を自社のホームページや広告に使うか。使うなら範囲と期間
直しの回数投稿の前に下書きを見るか。直しは何回までか
報酬と支払いの日金額・商品の提供の有無・いつ払うか

PR 表記は法律で決まっている大事な点です。詳しくは「PR 表記(ステマ規制)の書き方」で説明しています。

条件は文章で残す

個人の事業者に仕事を頼む時の決まり(フリーランス法・担当は公正取引委員会など)では、仕事の内容・報酬の額・支払いの日などを、口頭ではなく書面かメール・SNS のメッセージなどで、すぐに示す事になっています。対象は、従業員を使わない個人や、代表者 1 人だけの会社に頼む場合です。個人のインフルエンサーへの依頼も、この決まりに当たる事があります。条件は DM やメールに文章で書いて送り、残しておきましょう。

DM で頼む時の例文

最初の DM には、誰が・何を・いくらで・いつまでにを入れます。会社やお店の公式のホームページ・アカウントも書き添えると、本物の依頼だと分かってもらえます。

はじめまして。〇〇市でカフェを営んでいる〇〇と申します(公式アカウント: @〇〇・ホームページ: https://〇〇)。

いつも投稿を拝見しており、写真の雰囲気が当店に合うと思い、ご連絡しました。11 月から始める季節のメニューを紹介する PR 投稿をお願いできないでしょうか。

・内容: 来店してメニューを食べていただき、Instagram のリールを 1 本投稿 ・報酬: 15,000 円(飲食代は当店が持ちます) ・投稿の締め切り: 来店から 7 日以内 ・お支払い: 投稿を確かめてから 7 日以内に振り込み ・投稿には「PR」の表記をお願いします ・投稿を当店のホームページにも載せたいと考えています(期間 1 年)

ご興味があれば、ご都合のよい日をお知らせください。

断られた時・返事が無い時

人気のある人ほど、多くの DM が届いています。返事が無くても、何度も送らないようにしましょう。

頼む側が気をつける事

投稿の中身を押し付けない

クチコミマーケティングの業界団体のクチコミマーケティング協会(WOMJ)のガイドラインでは、頼む側は、関係(依頼である事)を投稿に示してもらう事・評価の水増しや作った口コミを頼まない事を求めています。伝えたい点は伝え、表現はインフルエンサーに任せる方が、その人らしい投稿になります。

企業を名乗った「PR 案件の詐欺」がある

企業を名乗って DM で PR 案件を持ちかけ、契約を結ばせた後に、出金の手数料や保証金などの名目でお金を払わせる詐欺について、企業が注意を呼びかけています(2026 年 8 月)。インフルエンサーの側も警戒しているので、頼む時は公式のホームページ・アカウント・連絡先をはっきり示し、先にお金を求めるような頼み方はしないようにしましょう。

まとめ

  • 頼む前に、目的・投稿の形・締め切り・PR 表記・二次利用・直しの回数・報酬を決める
  • 条件はメールや DM に文章で書いて残す
  • 最初の DM に、誰が・何を・いくらで・いつまでにと、公式の連絡先を入れる

出典